「災害時における電気自動車からの電力供給に関する協定」を締結
宝塚市は7月1日に、日産自動車㈱、兵庫日産自動車㈱、日産大阪販売㈱と「災害時における電気自動車からの電力供給に関する協定」を締結しました。
本市で大規模災害が発生した際に、市内に3店舗ある日産の店舗から電気自動車の貸与を受け、避難所などに電力供給を行うことを想定しています。
第一部 協定締結式
日産自動車株式会社 後藤 収 理事は、「現代の情報収集はスマホが主流。日産の電気自動車1台から約6千台分のスマホに電力供給ができ、能登半島地震でも活躍した。災害時にも安心して、役立ててほしい」と挨拶しました。
兵庫日産自動車株式会社の酒井 雄一郎代表取締役社長は宝塚市のご出身。30年前の阪神・淡路大震災ではご実家が被災し、ご両親が市内で避難生活を送られたご経験も交えながら「宝塚市では、地域の各所で定期的に避難訓練を行っているとのことなので、この協定締結を機に平時にも協働で訓練を行うなど惜しまず協力したい」と話しました。
山﨑市長は「この協定により、大規模災害時にはライフラインの一つである電気を確保し、また平常時から電気自動車を活用し災害に対する防災意識を醸成していきたい。本市の防災体制が一層充実することが非常に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱい」と述べました。
第二部 電気自動車の展示と給電実演
第二部では、第二庁舎ピロティで電気自動車の「アリア」「リーフ」「サクラ」の展示と「サクラ」への給電実演が行われました🚘💡
パワームーバーには、1500Wのコンセントが3つあり、テレビや扇風機、スマホ充電など同時に稼働できます。さらに、ガソリンの発電機のように音が出ないので静かなんです。これまで、災害による停電の被災地でも活躍し、被災者から感謝の声も多く寄せられたとのことでした。
電気自動車「サクラ」は環境にやさしい公用車として、本市でも活躍中です!
パワームーバーも、今回の協定により貸与するものとは別に、災害時に備え市役所に1台確保しています。
市制70周年を迎えた宝塚市ですが、実は日産自動車株式会社は昨年創立90周年を、兵庫日産自動車株式会社も今年創立80周年を迎えたとのこと。お互いの記念すべき年に協定締結ができました。
今後も、災害時の迅速で円滑な応急対策や市民の安心につながる取り組みを民間企業や団体とともに連携していきます。
▼記事にしていただきました
・兵庫日産 宝塚北店「災害時における電気自動車の電力供給に関する協定」の調印式に宝塚市役所へ行ってきました」
・兵庫日産自動車㈱公式YouTubeチャンネル「【ブルースイッチ】災害時における電気自動車等の支援に関する協定締結式」
・日産自動車「宝塚市と日産自動車、電気自動車を活用し地域の強靭化に向け共創」