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8月17日は劇団BIGMOUSEの公演を観に行こう!

8月17日(土)劇団BIGMOUSEの定期公演が上演されます。
本番まで1週間の8月10日、稽古場のソリオ会議室にお邪魔しました。

🐭劇団BIGMOUSEとは

 平成8(1996)年、市文化財団の呼びかけにより市内の中学生18人で結成された劇団です。平成21(2009)年より小学生から社会人までメンバーをひろげ、年1回の定期公演の他、福祉施設などへの訪問活動も行っており、宝塚ブランドの「モノ・コト・バ宝塚」にも選定されています。
 現在の団員は小学生から80代まで13人で、演出家・高波たかなみ匠志しょうじさんによる指導のもと活動しています。
 今年4月には、宝塚市制70周年記念功労賞で「まちづくり功労」を受賞されました。

提供:宝塚市文化財団

🎪今回上演の作品
「らくだの馬~片棒を担ぐゆうべのふぐ仲間~」

劇団BIGMOUSE 公演チラシ

 今回の演目は、上方落語「らくだ」をモチーフにした作品です。

 市文化財団が30周年を迎えることから、同財団が主催する「宝塚こども落語教室」の卒業生有志で結成されたサークル「宝塚こども落語くらぶ」とコラボレーションし、なんと舞台の転換時に落語家・林家はやしや染左そめざさんから指導を受けた同落語くらぶの中学生3人による落語が聴けるという、なんともお得な公演です。

真剣な稽古場です

 原作の登場人物は8人ですが、原作のエピソードをもとに高波さんが脚本を潤色し、団員13人とゲスト出演者2人の合計15人に増やされました。
 長屋の住人・らくだは、普段から井戸の水組みを手伝ってくれなどとせがむので、長屋中で嫌われていました。そのらくだが、フグにあたって死んでしまうところから物語ははじまります。

長屋のシーン

 高波さんは「今回の見どころは、原作とは違ったオチと、なおかつ最後に全員で踊る深川マンボです。日本舞踊 藤間流紫派の藤間ふじま勘佐弥かんさやさんに踊りの一部の稽古をつけていただきました。最後は登場人物みんなが踊り、言わば不条理ではありますが、文化財団30周年!めでたい、めでたい、めでたいな!と賑やかにお祝いし、お客さんに楽しんでもらおうと思っています」と語ってくださいました。

高波さんの力強い演技指導

🎤最年少劇団員の齋藤さんにインタビュー

 演じることが大好きな市内の小学6年生・齋藤千景ちかげさん。
 幼稚園での演劇で、いろいろな人から「上手だね」と言われたことがずっと忘れられず、4年生の時に小学校で配られた劇団BIGMOUSEの団員募集のチラシを見て面白そうだなと入団を決め、今年で3年目になります。

 今回は、三太という、酒屋の丁稚でっち小僧の役を演じます。
 「三太は、生意気で結構楽しい役です。大人に対して偉そうな子どもです。今までで一番セリフが多くて、家でお母さんと台本を読んで、長いセリフも覚えました」と生き生きと話してくれました。

 「今回の見どころは、最後にみんなが楽しそうに踊るシーンです。衣装がヒラヒラしてきらびやかで、すごくきれいです。踊りの後ろでお芝居もしているのも面白いので注目してください。あと、BIGMOUSEの公演は音楽もとてもいいんですよ。ちょっとした小道具も全部手作りだから、そこも見どころです」と目をキラキラと輝かせ、満載の見どころを語ってくれました。

稽古前に団員を先導し発声練習をする齋藤さん(右)

 がんばっているのは、演技だけではありません。
 「みんなで一から作る劇団だから、稽古前に、舞台の端や舞台上の段差の部分を測って、本番の舞台の広さを稽古場に示すテープを貼るお手伝いや、団員の中で一番元気だから走って物を取りに行くのも率先しています」とのこと。

団員が一丸となり、稽古場作りをします

 そう、劇団BIGMOUSEは、大道具・小道具や衣装づくりも、団員みんなで手作りしています。

手作り小道具 その①
手作り小道具 その②

 原作の「らくだ」を知っている人も、知らない人も楽しめる、劇団BIGMOUSEの公演をお楽しみに✨

8月17日の公演が楽しみですね

劇団BIGMOUSE公演「らくだの馬~片棒を担ぐゆうべのふぐ仲間~」

日程:8月17日(土) ①11時開演、②15時開演
会場:宝塚ソリオホール(JR・阪急宝塚駅下車すぐ)
入場料:前売2,000円(当日2,400円)、友の会1,600円
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