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夢に羽ばたけ✨宝塚音楽学校卒業式

緑の袴と黒紋付で最後の日を迎える卒業生の皆さん

3月1日、宝塚音楽学校で110期生39人の卒業式が行われました。
今年はコロナ禍で中止が続いていた校歌などの斉唱が解禁されたほか、予科生(下級生)から卒業生へのブーケ贈呈を5年ぶりに実施。少しずつ元の卒業式の姿を取り戻しつつありました。


卒業証書の授与では、一人ひとりの名前が呼ばれるたびに気持ちの良い声が講堂に響きます。
先生や予科生、そして保護者の皆さんが見守るなか、2年間の学びを終えた卒業生たちは背筋を真っ直ぐに伸ばし、誇らしげに証書を受け取りました。

証書の授与は予科生もお手伝いします
成績優秀者への記念品と賞状の授与もありました👏

中西校長、村上理事からの祝辞では、コロナ禍で不自由も多いなか不断の努力を重ねてきた生徒への労いと、自分の可能性を信じて舞台人として精進してほしいという激励の言葉が送られます。
また、昨年秋に劇団員の女性が亡くなられたことについても触れ、時代に応じた組織風土の改革と心身のケアに力を入れ、安心して舞台に立てるよう改善していくと誓う場面もありました。


卒業生総代答辞は、110期首席で小林一三いちぞう賞(成績最優秀)と花柳禄寿はなやぎろくじゅ賞(日本舞踊成績最優秀)をW受賞した彩葉いろはゆめさんが務めました。
2年間の思い出をはじめ、支えてくれた人たちへの感謝や、間もなく迎える初舞台への熱い気持ちを読み上げると、会場のあちこちで感極まったように目元を抑える姿が見られました。

堂々と総代を務める彩葉さん
なんと声楽クラシック部門優秀賞と特別皆勤賞も受賞しています😲
万感の思いで思わず目に涙が浮かびます

予科生から本科生へのブーケ贈呈では、お互いにこれまでの思い出や感謝を伝え合い、笑顔と涙に包まれたセレモニーとなりました。

大好きな先輩と過ごす最後の時間
最後は笑顔でお見送り!
記念撮影の合言葉は「雑草魂110期!」📸🌟

🎤インタビュー

式典の終了後、生徒代表として4名の生徒さんにインタビューに答えていただきました!

左から彩葉ゆめ、真羽利綺、星名りおん、陽悠はれ(敬称略)

彩葉いろは ゆめ さん
――卒業式を終えて
「宝塚音楽学校で2年間学ばせていただいたことに、感謝の気持ちでいっぱいでございます。宝塚歌劇団にいっても、この感謝の気持ちを忘れずに精一杯頑張ってまいりたいと思います」
――憧れのタカラジェンヌは
「憧れの方は、音くり寿くりすさんです。音さんのように素敵な歌声でお客様を魅了できるようになりたいです」

真羽まはね 利綺りき さん
――入団への思いを
「この学校での日々を大切に、私が憧れ続けてきた輝く舞台に立てることを一番に考えて、これからも真っ直ぐ取り組んでいきたいと思います」
――憧れのタカラジェンヌは
「憧れの方は、 柚香ゆずか れいさんです。舞台でのパフォーマンスはもちろんのこと、凛とした佇まいや男役として洗練された身のこなしなど、とても憧れているので、私もそのような男役を目指して頑張ります」

星名せいな りおん さん
――どんなタカラジェンヌになりたいか
「暗い夜空に輝く星々のように、どこにいても輝ける星のような存在になりたいです。私は男役から娘役まで、どのような役も魅力的にこなせる男役を目指します」
――入団への思いを
「コロナ禍の中でも、いつも笑顔で舞台に立たれていた憧れの先輩方の姿を、今度は目の前で見て学ばせていただけることに感謝して、精進してまいりたいと思います」

陽悠ひゆう はれ さん
――卒業式を終えて
「この学校での思い出は数え切れないほどあるので、寂しい気持ちもありますが、こうして卒業式を終えることができ、幸せな気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」
――どんなタカラジェンヌになりたいか
「太陽のようなエネルギー溢れる踊りができるような舞台人になりたいです。私は踊りが好きなので、身体を使ってお客様に色々な感情をお届けできるような舞台人を目指して精進してまいります」


音楽学校卒業、そして歌劇団への入団を果たした110期生は、3月30日から始まる月組大劇場公演「Eternal Voice 消え残る想い」「Grande TAKARAZUKA 110!」が初舞台です!ぜひご覧ください✨

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