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30年の時を超えて…タイムカプセル開封セレモニーを開催🐦‍🔥

8月20日に文化芸術センターで、手塚治虫記念館前の「火の鳥」の台座に保管されていたタイムカプセルの開封セレモニーが行われました。
このカプセルは市制40周年を迎えた1994年に、平和の尊さを啓発し、永遠の平和社会を築くことを願って収納されたものです。


セレモニーのオープニングを飾ったのは、宝塚中学校吹奏楽部の皆さん。
手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」のテーマソングに始まり、明るく伸びやかなメロディを響かせてくれました。

待望のタイムカプセルお披露目では、第12期市観光大使リボンの騎士🎀「サファイア」が除幕を務めました。
すみれ色の布が引かれ、カプセルが現れると会場から思わず歓声が!
市長や来賓に続く開錠作業の希望者を募ると、次々と手が上がり、たくさんの子どもたちの協力のもと蓋が開けられました🔑


セレモニーでは来賓の皆さんへ収納物の返還が行われました。

まずは、当時タイムカプセルを企画した正司元市長から、30年後の市長にあたる山﨑市長に手紙が渡されます。
正司元市長は、無事にタイムカプセルが開封できたことについて、「まるで宝島へ行って宝箱を開けたような気分」と顔をほころばせました。

タイムカプセルの埋設式にも立ち会った、手塚治虫記念館名誉館長で手塚治虫の実子でもある手塚眞さん。
「こうやって30年前に埋設したものを受け取れるということは日本が平和であったことの証。手塚治虫の願いと同じく、この平和を、幸せを、未来に向けてずっと続けていきたい」と、来場者へメッセージを送りました。

兵庫県原爆被害者団体協議会顧問の岡邊好子さんは、95歳を迎えられた今でも学校などを回り戦争体験の講話などを行っています。
平和への願いを込めた過去からの手紙を受け取ると、「この平和は当たり前じゃない。社会に責任を持った人生を、一人ひとり送っていただきたい」と若い世代へ力強く訴えました。


式典の終了後、個人情報を含まない収蔵物の展示を行いました。
当時の新聞や市内店舗のチラシ、観光パンフレット、宝塚歌劇の資料などが机上に所狭しと並べられ、来場者の皆さんは思い出話に花を咲かせました。

宝塚市制100周年に向け、新たなタイムカプセルの埋設を予定しています。
写真やメッセージなどの募集を順次行うため、興味のある方はぜひ市からのお知らせにご注目くださいね👋


個人・学校からのメッセージは指定の宛先に返送します。詳細はこちら▼

市内の公民館でタイムカプセルの収納品を展示しています▼

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